まっさんの地域づくりブログ
2026年7月17日 デジタル化

町内会の会員証をデジタル化した話|AIと0円で作るスマホ会員証

こんにちは、まっさんです。

公民館の予約システム、ブログの改修ときて、今回は過去いちばんの大物です。町内会の会員証をスマホで見せられるようにする、デジタル会員証の仕組みを作りました。本格導入は来年4月の予定ですが、仕組みはもう動いています。今回もAIに相談しながらの手作りで、運用費は0円です。

💳 きっかけは「紙の会員証、この先大変になる」問題

うちの町会が入っている連合会では、先月、会員の世帯に配る紙の会員証を作ったばかりです。会員証を持っていると盆踊りみたいなイベントで割引が受けられる――そんな特典を、今まさに検討しているところです。

紙の会員証の裏には各イベントの欄があって、割引を使ったりイベントに参加したりしたら、受付でチェックを入れて2回使えないようにする予定です。仕組みとしてはこれで成立します。

ただ、紙には弱点があります。1世帯に1枚しか配れないので、家族がバラバラに出かけるときは「会員証、誰が持ってる?」と受け渡しが必要になる。イベントのたびに持ち歩かなあかんし、なくしてしまったら再発行はできません。数千世帯の規模なので、「なくした」「家に忘れた」は必ず起こります。

デジタルなら、この弱点が全部解消できます。世帯ごとの専用URLを家族で共有しておけば、家族それぞれのスマホで同じ会員証を出せる。スマホさえあれば持ち歩くものは何もないし、紛失の心配もない。そこで、本格的に運用が始まる前に、先回りしてデジタル版も作っておくことにしました。

📱 作ったもの:世帯ごとの「専用URL」が会員証になる

・世帯ごとに専用のURLを発行 → スマホで開くと会員証が表示される
・URLは家族で共有OK → 世帯単位なので、家族それぞれのスマホで同じ会員証を出せる
・会員証にはQRコード付き → イベント受付でスタッフがスキャンする想定
・スキャンすると「使用済み」が自動で記録 → 紙の裏面のチェック欄と同じ役割。同じ世帯が2回使おうとすると警告が出る
・紙の会員証も並行して残す(スマホがない世帯への配慮)

ポイントは「アプリのインストール不要」にしたこと。届いたURLをスマホで開くだけ、お気に入り登録しておけば次からすぐ出せます。高齢の方も多い地域なので、「まずLINEで友だち登録して、次にアプリを入れて…」みたいな手順は極力なくしました。

⏱ 数千世帯の登録、手入力なら20時間超え

作ってから気づいた壁が「会員の登録作業」です。1世帯ずつ画面から入力すると、1件30秒でも数千世帯で20時間以上。さすがに無理です。

そこでAIに相談して、名簿のファイル(CSV)をまとめて読み込む機能を追加しました。エクセルで作った名簿をアップロードすると、全世帯の登録とURL発行が一気に終わります。会員番号も自動で連番を振ってくれて、同じ人を間違えて2回登録しようとするとスキップしてくれる。この辺の「事務作業あるある」への対策も、口で伝えたら全部作ってくれました。

😨 途中でヒヤリとした話:「誰でも管理画面に入れますよ」

今回いちばんの学びはこれです。作業の途中でAIから「今、管理画面が誰でも見られる状態です」と指摘されました。つまりURLさえ知っていれば、他人が世帯の名簿を見たり消したりできる状態やったんです。

すぐに「決めたメールアドレスの人しか入れない」ログイン制限をかけて事なきを得ましたが、正直ゾッとしました。個人情報を扱う仕組みを素人が作るなら、ここは絶対に手を抜いたらあかんところです。

自作のシステムで名簿などを扱うときは、「この画面、ログインなしで開けてしまわへん?」とAIに確認してもらうのがおすすめです。私は言われるまで気づきませんでした。

📧 会員証の配布も、ボタン1つ

数千世帯にURLをどうやって配るのか。これも仕組み化しました。

申し込みはGoogleフォームで受け付けて、回答が集まったスプレッドシートに「送信ボタン」を追加。押すと、まだ送っていない人にだけ、その世帯専用のURLがメールで自動送信されます。誰に送ったかも自動で記録されるので、二重送信の心配もありません。

最初のテストでは自分宛てに1通だけ送って、文面とURLを確認しました。この「いきなり全員に送らず、まず自分でテスト」も、AIが段取りしてくれました。実際の配布は、これから少しずつ進めていきます。

💰 業者さんに頼んだらいくらか、聞いてみた

あとからAIに「これ、業者さんに外注したらいくらぐらい?」と聞いたら、フリーランスで50万〜150万円、開発会社なら150万〜400万円くらいが相場とのこと。町会の予算ではまず出せへん金額です。

・かかった費用: 0円(無料の仕組みだけで運用中)
・私が書いたコード: 0行(今回も日本語で相談しただけ)
・かかった期間: 相談しながらトータル数日

🌱 まとめ:本格導入は来年4月。それまでに育てていく

この仕組みの本格導入は来年の4月を予定しています。割引や特典の中身もこれから連合会で詰めていく段階なので、それまでにテストを重ねて、少しずつ形にしていくつもりです。この先の進み具合も、またこのブログで報告します。

去年の私は、ブログの記事を1本書くのがやっとでした。それが今は、名簿管理・QRコード・メール自動送信まで入った仕組みを、自分の手元で動かせています。

繰り返しになりますが、技術が身についたわけやないんです。「日本語で相談できる相手」がいて、分からないまま一歩ずつ進んだだけ。途中でエラーも出るし、設定を間違えて何回もやり直しました。それでも、ちゃんとゴールまで行けました。

「うちの町内会も紙の管理が限界や」という方、いきなり全部やらんでも、まずは「こういうのって作れる?」とAIに聞くところから始めてみてください。案外、返ってくる答えは「できますよ」です。

ほな、また。