町会長になると、必ず聞かれます。
「なんで、そんな大変な役をやることになったの?」
正直に言えば、最初から自信があったわけでもなければ、何か特別な覚悟があったわけでもありません。それでも、立候補したのは、あるときから「このままじゃまずい」と感じたからです。
私が立候補したきっかけは、町会長になる前、子どもが通っている学校のPTA会長を務めたことでした。
PTA会長になると、学校行事だけではなく、地域の打ち合わせや会議にも顔を出す機会が増えます。その中で、ある"共通の課題"が、どこの町会でも似たような形で起きていることに気づきました。
私の家は、少なくともあと10年から15年はこの地域で暮らす予定です。
「どうせ暮らすなら、楽しく、人とのつながりがちゃんとできる町にしたい」と考えはじめました。
このまま負のループのままだったら、子どもが育つ環境も、大人の暮らしも、少しずつ息苦しくなるように感じました。
立候補したのは、「自分ならもっと良くできる」というくらいの自信からではなく、
多少の失敗や混乱があっても、少しずつ、若い世代にも伝わりやすい形にすること、高齢の役員の負担を減らすことを目指して、町会長に立候補しました。